DESIGN

ヒップな生活革命を読んで、生活の価値観について考えてみたら


バブル、大量消費、って冷静に考えると人から離れていくやり方なのかなあ。本来、自分が使う道具は自分で作り、口を通るものは自分たちで作っていた。少なくとも、知り合いの知り合い。つまり目に見える人が作っていた。

今人工的、機械的という形容詞が付く時代を数10年過ごしていて、少しずつ、人が人に近づいていくのが最近の動きになっているなあ。

読んだ感想はそんな感じでした。

キーワードはオーガニック、DIY、アンチ大量消費、小さいコミュニティ

本書に紹介されるのは、アメリカのライフスタイルトレンドの変化についてで、主に最近のファッション誌で注目されているブルックリンやポートランドで起きていることが書かれています。

キーワードとしては、オーガニック、DIY、アンチ大量消費、小さいコミュニティ、と言ったような感じでしょうか。

実態の良く分からない金融経済に頼らない生き方だったり、自分が所属するコミュニティの人が作ったものを消費する考え方だとか、そういう価値観にシフトしている、少なくともアメリカのポートランドやブルックリンを中心に動きがあるという事実が書かれています。

本の中身については以下のブログが分かりやすいかなと思います。
http://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2014/07/23/105358

ここでは主に読んで感じたことを残しておきます。

社会的責任を意識して、何にお金を使うかを考える

お金を払うという行為=そのお店を支持するということ。というような表現が本書に出てきます。

フェアトレードだったり、エシカルだったり。そんなキーワードにも出てくる概念で、日本でも馴染みのある考え方なのかなと思います。

売れる、お金を生み出すものは、社会に価値を提供している。と、ビジネスでは言われますが、僕自身は全てがそうではないと思う。

たとえば牛丼チェーンは、「早い、うまい、安い」で世の中に受け入れられます。たまに利用しますが、添加物だとか調理環境だとか長い目で考えると、人間的ではないなあと思ってます。

すごく繊細なことをいうと、そういう自然とかけ離れたものを接種することで自分の0.1秒の思考や行動に影響が出るんじゃないかと思ってしまう訳です。

表面だけではなく裏側までちゃんと見て、お金を落とす相手は選べるようになりたいなと。 こだわりを持って人生を過ごしたいなと思いました。

モノを作っていく人として考えていきたいこと

本書で紹介されている”ヒップなクリエイター”の多くが、「売れるものをたくさん作って、たくさん売って利益を得る。」という考え方に疑問を抱いた人達のように思います。

多くは作れないかもしれないけど、こだわりをもって作った商品を、必要な人にだけ届ける。それをクールだと捉えて、自分にしか作れないものを作っている。

消費者も一緒で、最近は朝市で顔の見える農家の人からその日の食材を買うことや、野外の年1回のロックフェスにわざわざ足を運んでその場でしかえられない体験を得る人が増えているように思う。

お金を払えさえできれば、どこでも全く同じ体験を得られるものより、時間がかかったり、値が多少張るかもしれないけれど、この世に一つしかない、こだわりのある、作り手の顔が見える体験にお金を払う。そんな価値観を求め始めているのかもしれないなと。

もしそうであるなら、その価値観や生活をもっと世に届ける、生み出す手段としてインターネットはまだまだこれからなのかなと思います。

Etsyを使えば個人の作品を全世界に届けられたり、クラウドファンディングを使えば自分のやりたいことに対して投資をしてくれる人を世界中から集めることができる。Airbnbのおかげで作られたホテルではないその土地ならではの宿泊体験を得ることができるようになってる。

Webサービスだけじゃなくても、Webを使うことで少なくとも10年前にできないことが、できるようになってる。

できることは多くあるなあと思います。

僕自身も一人のデザイナーとして、まだまだひよっこだけども、人に近いデザインをしていきたい。そういうことをこの本を読みながら考えました。

まあ言うのは簡単なので、日々精進であります。

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TAKUMI KAI

タクミ カイ

90年生まれ。九州宮崎出身のデザイナー。
良い感情を作るために体験をデザインします。

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